あるがまま＊なるがまま

この頃、少し『ひとり時間』がもてるようになりました。


お菓子やパンはほとんど作れてないけど＾＾；；






今回はゆっくり


hacoさんのキャンドルにあかりを灯しました。


炎をみてゆっくりと時間が流れるのを感じて、


少し心の中を整理しました。


ずっとここに記すことをためらっていたこと。


でもこのブログは私の育児日記なので


記すことにしました。


全部は記せませんが・・・・・

一年で一番輝く時期のはずなのに


９月のズキは『イライラ』してました。


運動会までずっと。


一位になれない・・・・そんなことではなくて。







ズキの日記より。（抜粋）



本当のことを言うとぼくは組体操なんて出たくなかった。何回練習しても痛い思いをするだけでちっとも成功しなかった。いくら工夫しても落ちてしまう。練習のときにできないペアは何度でも練習をする。ぼくらもその１ペアだった。運動は得意なのに成功しないのがなにより悔しかった。『ズキくん、できんのやァ』みんなに言われて本当にくやしかった。


次の練習のときに我慢できなくて『もォー、落とさんで』と強く言ってしまった。


本番前日、初めて成功した。『今日が本番ならいいのに』と心の中で何度も何度もつぶやいた。


いよいよ本番、みんなは『楽しみ』と言っていたけど、ぼくはできなかったら嫌だからやっぱりしたくないと思った。まだ一度しか成功したことがないのをするときは、がむしゃらだった。
成功、風が気持ちよかった。
『やったー』
ペアのお友達は本番に強いと思った。


やりたくなかった組体操が最後には楽しいと思えた。
ペアのお友達、ありがとう。




運動会後に提出する作文（日記）に


このことを書くように言いました。


なんだかズキにとって、


とってもとっても大事な出来事だったような気がするから。





この３週間、ズキの苦痛を知りながら


『気持ちは分かるよ、悔しいね。頑張れ、あきらめないで』


としか励ますことしかできませんでした。


スポーツに自信のあるズキが、


みんなの前で、できるまで居残り練習をして、


でも自分の力ではどうしようもなくて・・・・


かなり屈辱的なことだったと思います。


『担任の先生に言ってあげんと、ズキ君がかわいそう』


そう義母に言われましたが


なんて言うの？ペアを変えてくださいってお願いするの？


自分の子さえよければいいの？


あまり言い過ぎたらその子が組体操できなくなっちゃうかもしれない・・・・


そう思うと、私たちには、言えませんでした。


ズキには『ごめん、お母さんは何も言えない。』と言えない理由も話しました。


ズキも『分かっちょんけど、悔しいや』と涙を流すことが多かったです。


組体操は、ビシッと決めるもの。


ズキの頭の中でそうできない自分にイライラしていたようです。





きっと、ズキのことだからお友達にきついことを言っていたと思います。


気持ちは分かるけど・・・・言っちゃぁ駄目だよ。





私は当日、応援団よりも短距離走よりもリレーよりも騎馬戦よりも


ドキドキしながら組体操を見守りました。


他のお友達ペアより短い時間だったけど


成功したときは『じーん』としました。


涙が出そうでした。


配偶者と『これを乗り越えたら、なにかあるのかなァ』


よく二人で話していました、


『目には見えないけど、何かがあるんじゃないかって。』





いろいろ嫌なことを言ってしまったズキを許してくれて


最後までズキとペアを組んでくれたお友達に心からお礼を言います。


『ありがとう』


そして『投げ出さなかったズキ』へ


よく頑張ったね。最後まであきらめずに取り組んでくれてありがとう。


かっこいいよ、ズキ。